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名古屋城本丸御殿復元工事現場見学会に行って来ました。 [名古屋城本丸御殿]

本日、名古屋城本丸御殿復元工事現場見学会に行って来ました。

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玄関の式台が初めて姿を現しました。

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式台の屋根です。
唐破風の曲線が美しいです。
式台の屋根はほぼ完成です。
黒漆が目立ちます。

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屋根を上から見たところです。

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記念イベントとして匠体験をやっていました。

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匠体験は、壁土塗り、カンナ掛け、こけら板の釘打ちの三種類です。

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中から見た下御膳所です。

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下御膳所の礎石と柱です。

御殿の基礎はコンクリートです。
その下に本来建っていた本丸御殿の礎石が埋められています。
もともとあった礎石の上に柱を建てればいいように思えますが、礎石自体が史跡のため、その上に直接柱を建てる事は改変になるのでできないようなのです。
そのために、わざわざ礎石の上に砂をかぶせて、その上にコンクリートで固めてその上に新たに礎石を新しく置いています。
よく見ると礎石の下に一段高くコンクリートがひいてあります。

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そのためにどういうことが起きるかといえば、本来の御殿の高さよりコンクリートを敷いた分だけ数十cm御殿が高くなってしまいます。
そうすると御殿の玄関前から御殿と天守を眺めた場合には江戸時代にあった景観とは微妙に違ってしまうことになります。

こういうことは佐賀城の本丸御殿の復元の際にも言われていましたが、あまり問題にはされていませんでした。
名古屋城の本丸御殿は、多くの実測図や古写真、襖絵も現存して、かなり史実に近い復元がされますが、こういったところで問題も出てきます。

御殿の屋根も復元工事では杮葺きで復元していますが、江戸初期の建築当時は確かに杮葺きでしたが、後に財政難により桟瓦葺きに変更されています。
今分かっている屋根の資料は桟瓦葺きのものだけで、実際の杮葺きの詳細や破風の装飾は分かりません。
屋根に限れば、誰も見たことが無い物を復元しているわけです。

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表書院と下御膳所です。

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下御膳所です。

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対面所の礎石です。
この上に柱が載るのは年明けでしょうか。

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梁用の太い材木です。

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符丁が書かれています。
どこの建物に使うものでしょうか。

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梁に凸状にほぞ穴が開けられているのは、釘を使わずに柱を固定するための工夫です。
太いほうに入れてから、細いほうに移動させて固定します。
匠の技です。

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梁の先端も組み合わせるように加工されています。

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太い梁です。
今から加工のため墨打ちをします。

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表書院の内部です。

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今回は玄関の式台部分しか立ち入れませんでした。

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玄関です。
まだ壁は荒壁のままで天井もまだありません。
足場が組まれています。
内装作業に入るのでしょうか。

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玄関廊下の天井です。

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玄関車寄の屋根の裏側です。

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同じく車寄です。
この姿が見えるのも後わずかです。

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僅かに見える玄関の破風板です。
黒漆が見えます。

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中ノ口部屋です。
よく見るとすでに天井が張られているように見えます。
ここは事務室などに使われるため工事の進みが速いのでしょうか。

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玄関の棟瓦です。
獅子口と熨斗瓦が綺麗に並んでいます。
獅子口の重さは100キロ以上だそうです。

瓦は三州瓦で有名な愛知県高浜市で製作しました。

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玄関の屋根です。

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下御膳所の梁です。
3日前より少し進みました。

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溜りの間と下御膳所です。
溜りの間の屋根も少し進んでいます。

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イベントにあわせて本丸御殿応援特設ブースも設けられました。
本丸御殿を応援する企業、自治体が特産品、商品販売を行なっていました。
参加は下記のとおりです。
木曾広域連合、中津川市、西尾市、清須市、南知多町、板角総本舗、中北薬品・キスラ、名菓屋食品、徳川美術館、本丸御殿PRブース

現場見学会は三ヶ月毎に行っているので、次は2月くらいでしょうか?
その頃には内装も進んでいることでしょう。

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玄関・表書院公開の5月29日まで、あと207日です。



お陰様で80万アクセス達成しました。
いつもご訪問ありがとうございます。
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コメント 10

pandan

とても大きな修復ですね〜
by pandan (2012-11-04 05:34) 

ぽんもぐ

ご訪問ありがとうございます。
名古屋城は大規模な修理ですね。
桜田門は、経年劣化等による高麗門・渡櫓門の保存修理工事だそうです。
by ぽんもぐ (2012-11-04 10:05) 

ryuyokaonhachioj

修復が完成すれば、立派な御殿になるでしょうね。

by ryuyokaonhachioj (2012-11-04 10:45) 

ryuyokaonhachioj

修復が完成すれば、立派な御殿になるでしょうね。
80万アクセス達成こめでとうございます。
by ryuyokaonhachioj (2012-11-04 10:46) 

PATA

大掛かりな修復作業ですね。
完成が楽しみですね。
80万アクセス達成おめでとうございます。
by PATA (2012-11-04 12:55) 

夏炉冬扇

こんばんはる
梁の材はどこからでしょう。熊本のは台湾と言ってました。
by 夏炉冬扇 (2012-11-04 19:04) 

ねじまき鳥

木材は全て日本産です。
木曾の山が多いそうです。
by ねじまき鳥 (2012-11-04 20:42) 

beny

 衆人環視の中いい仕事。いいねぇー。
by beny (2012-11-04 20:55) 

いっぷく

こうした工事は
複数の会社で請け負っているんでしょうね
by いっぷく (2012-11-05 01:22) 

ねじまき鳥

いっぷくさん、
そうです。間・松井・八神特別共同企業体で請け負っています。
ハザマ、松井建設、八神建築です。


by ねじまき鳥 (2012-11-05 21:38) 

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